所長メッセージ
青木あすなろ建設株式会社
技術研究所長
青木あすなろ建設技術研究所は1993年に茨城県つくば市に開所して以来、常に未来を見つめながら、変化する社会やお客様のニーズに即応して、より豊かで持続可能な社会を実現するため、日々研究開発に取り組んでおります。 技術研究所では、地震・台風・豪雨などの自然災害に対する安心安全への技術や自然環境に配慮した脱炭素への取り組み、担い手不足を解決する生産性向上技術などを大きな柱として、革新的な技術の開発で未来を切り拓いてまいります。 また、大学や各機関とも積極的に連携し、より幅の広い分野での技術開発やより専門的な知識によるイノベーションを目指します。
2025大阪・関西万博では、「未来の水中工事」をテーマにコマツと共同出展しました。 当社は水陸両用ブルドーザ工法によって、浅水域という特異性のある施工領域で、1,200件以上の施工実績を蓄積し、防災・減災・自然再生に貢献してきました。これまでの知見と施工技術を活かし、コマツと開発を進める水中施工ロボットにより、熟練技術なくとも安全快適なオフィスから遠隔操縦により誰もが活躍できる現場に一新します。
インフラ耐震化技術では、首都高速道路㈱と共同で取り組んだ「既設橋梁の耐震性向上技術に関する研究」が2025年に完了し、新たな耐震補強工法を確立しました。本共同研究では高性能な耐震補強部材である「ダイス・ロッド式摩擦ダンパー®」(DRFダンパー)を開発し、当社の注力分野である橋梁リニューアルとして実装が進んでおります。 DRFダンパーは、大地震での橋脚損傷を低減する支承部の制震デバイスとして注目され、第23回国土技術開発賞を受賞しました。
さらに建築物の耐震化技術では、合理的な鉄骨造を実現する「折返しブレース®」を独自開発し、事務所ビルや物流倉庫、冷凍冷蔵倉庫で採用されています。また、地震時の天井脱落を防ぐ「AA-TEC工法」を格子固定天井に応用させ、端部を周囲に固定することで建物と一体的に挙動する「一体化天井」を実現した工法を開発しました。本工法は壁との隙間をなくすことで気密性や音響性能も保つため市民ホールなどで活用されています。
技術研究所は、お客様とともに課題を解決し、まだ見ぬ未来を築く技術で持続可能な社会の実現と新たな未来の創出に向けた挑戦を続けてまいります。
2026年3月
技術開発を通じた社会貢献
社会の要請に応える
技術開発・現場支援
技術研究所は社会の要請に応えるべく、安全・安心な社会を支え続ける社会インフラの整備に向けた技術力向上を図ります。
特に、建物・インフラの長寿命化・強靭化や維持管理、更新・リニューアルなどの研究開発および現場支援を行っております。
また、外部機関からの受託研究や受託実験にも対応し、専門的な技術と設備で広く社会貢献に努めています。
未来を見据えた
社会インフラの構築
髙松コンストラクショングループ全体としての社業の継続的な発展と飛躍に資する技術開発と、
その社会的展開をはかるため髙松コンストラクショングループの技術部門として、施工部門や営業部門と協働して
新たな事業領域の創出に貢献することが益々重要であると考えています。
技術研究所の開発成果は、工法や製品として広くお客様に提供されるものです。
よって、社会やお客様のニーズを正確に捉え、今後の建設需要に対応した適切なテーマに取り組み、
社業を通じた社会インフラの創造をはかり、SDGs・カーボンニュートラル・グリーンインフラなど
未来を見据えた社会インフラの構築に向け、長期的展望を持って貢献していきたいと考えています。


