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Technology・Solution 技術・ソリューション リニューアル技術

非破壊探査システム(オーリス®)

概要

オーリス®とは、構造物や転石、岩盤などを破壊や掘削調査をすることなく、探査対象物の表面から地中部分の大きさなどの形状寸法や内部に生じた亀裂位置および亀裂幅を簡便に検知することが可能な、当社が独自に開発した高周波衝撃弾性波法による非破壊探査システムです。

※オーリス®(AURIS®)とは、Asunaro Aoki Ultrasonic Reflection Integrity Sounding(青木あすなろ 超音波 反射波 健全度 探査)の略称です。ラテン語で「耳」という意味があり、探査内部の音を聞く”耳”に掛けてつけた名前です。

オーリス探査システムオーリス探査システム

特徴

1. コンパクトな本体

オーリス®は、持ち運びに便利な携帯型機器を本体としたコンパクトなシステム機器です。

  • 本体
    (寸法 33cm×24cm×12cm・重量 6kg)
  • 受信センサー
    (直径1cm・高さ4cm)
  • 鋼製ハンマー

2. 高精度な調査

システム本体の表示波形図が明瞭であるため、高精度の調査が可能です。

3. 多様な探査対象物

以下の探査対象物における形状寸法や、内部に生じた亀裂位置および亀裂幅を調査することが可能です。また、構造物の使用を止めず、影響を与えずに現状のまま探査をすることができます。

  • コンクリート構造物
    (場所打ち杭・RC杭・PC杭・PHC杭・地中連続壁・ケーソン・ダム等)
  • 鋼構造物(鋼矢板・H型鋼・鋼管杭等)
  • 木杭
  • 転石・浮石・岩盤
  • グラウンドアンカー

※探査対象物が1m以下のもの、探査面が水位下・舗装面のものは探査適用外です。

※図面の無い構造物の寸法探査、耐震設計に伴う形状探査、地震や老朽化した構造物の健全度探査等に適用することもできます。

4. 基礎杭の調査

フーチングなどの既存構造物が介在する場合であっても、基礎杭などの探査が可能です。

探査事例)橋台基礎杭の深度および損傷度探査探査事例)橋台基礎杭の深度および損傷度探査

5. 調査深度の実績

探査深度は1mから可能です。コンクリート構造物(PHC杭)の場合は70m、鋼管の場合は160mの探査深度の実績があります。

調査方法

  1. 対象物の表面をグラインダーで平坦に整形した後、表面を鋼製ハンマーで打撃します。
  2. これにより内部反射した弾性波(応力波)を表面に設置した高感度センサーを用いて、機器本体の画面に表示させます。
  3. 表示された反射波の伝播時間から形状寸法や内部亀裂の位置を特定します。

探査概念図探査概念図

反射波形図 例反射波形図 例

反射波位置のプロットにより画像処理した転石根入れ形状の画像反射波位置のプロットにより画像処理した転石根入れ形状の画像

調査事例

転石探査転石探査

鉄塔基礎健全性探査鉄塔基礎健全性探査

鋼矢板長探査鋼矢板長探査

建築基礎杭探査建築基礎杭探査

洞道アンカー長探査洞道アンカー長探査

法面アンカー健全性探査法面アンカー健全性探査

調査実績マップ

特許・技術評価

調査適応範囲の診断技術における特許

  • 「杭または構造物欠陥の動的診断方法」 特許番号 第2877759号
  • 「自然構造物の形状診断方法」 特許番号 第2944515号
  • 「グラントアンカー診断方法」 特許番号 第3571968号
  • 「弾性波を利用したコンクリートボールの非破壊診断方法」 特許番号 第3519381号
  • 「アンカーの健全性評価方法」 特許番号 第4943061号

先端建設技術審査証

第1303号 一般財団法人先端技術センター

農業農村整備民間技術情報データベース(NNTD) 登録

登録番号0381 一般社団法人農業農村整備情報総合センター

建設技術開発賞(現国土技術開発賞)奨励賞 受賞

2000年 一般財団法人国土技術研究センターより第2回建設技術開発賞 奨励賞を受賞

インフラメンテナンス国民会議 技術事例集に掲載

2017年 国土交通省が取り組んでいるインフラメンテナス国民会議が発行する「自治体のインフラメンテナンスを支援する技術」として技術事例集に掲載。

日刊建設工業新聞 記事掲載

2018年「2018年 土質・地質と基礎、地下空間特集」にグラウンドアンカーの長さを調査する技術として掲載。

よくある質問

Q. オーリスはどのような調査分類になりますか?

A. 弾性波法(超音波法、衝撃弾性波法、打音法)の中の衝撃弾性波法に属する調査方法になります。

Q. 杭長はどのくらいの範囲で推定できますか?

A. 実績および実験から誤差±5%内を求めています。但し、対象物の伝播速度の設定値が異なると±5%範囲外となる場合があります。

Q. 調査対象物の種類は何ですか?

A. コンクリート・鋼構造物等の人工構造物、転石・岩盤を対象として内部にある微細な亀裂位置あるいは先端部位置深度。
グラウンドアンカー(PC鋼より線、PC鋼棒)の内部の素線切れや亀裂位置あるいは先端部位置深度。木杭の杭長。
フーチング、地中梁あるいは床版等が介在する場合でもその上から調査が可能です。

Q. 調査深さ・長さはどのくらいまで可能ですか?

A. コンクリート(PHC杭)で70m、鋼管で160mの実績があります。

Q. 1日にどのくらい調査ができるか?

A. 形状寸法調査で8測点、状態(亀裂・空洞等)調査で6測点です。

Q. 基礎杭の位置を調査できますか?

A. 基礎杭直上の介在するコンクート構造物表面を、基礎形状に応じてメッシュを切って、移動打撃しながらコンクリート構造物底版反射波と杭先端反射波を識別しながら調査ができます。

非破壊探査システム(オーリス)のトピックス

2019.03.01
調査実績 1,300件になりました
2016.03.31
国土交通省総合政策局の「インフラメンテナンス グッド・プラクティス」に掲載されました

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