令和2年7月豪雨で被災した球磨川において 水陸両用建設機械を用いた河道掘削の試験施工を行いました

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 青木あすなろ建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻󠄀井靖)は、2024年2月8日(木)より熊本県人吉市内を流れる一級河川の球磨川において、保有する水陸両用ブルドーザ・水陸両用バックホウを用いた河道掘削の試験施工を開始しており、その様子がTVニュース等で放映されました。また、2月10日(日)には金子やすし衆議院議員、松岡人吉市長他が現地を視察され、現場の状況や水陸両用機械について説明を行いました。

 

 球磨川流域では令和2年(2020年)7月豪雨により甚大な災害が発生し、現在は早急な地域社会の復興に向け、河道に蓄積した土砂を掘削する治水対策が進んでいます。そのような状況の中で、当社が保有する水陸両用建設機械を用いて河道掘削の試験施工を行っており、今後の本格適用の実現性や河川環境への影響等を確認しています。

 

 昨今、気候変動により激甚化・頻発化する自然災害や切迫する巨大地震の防災・災害復旧に対応するため、危険な水際や浅水域での工事ニーズが高まっています。当社が保有する水陸両用ブルドーザは、作業船や陸上機械での施工時に必要となる仮設備(係留施設、仮設道路、水替工等)を必要としないため、河川増水時の仮設材流出リスクがありません。また、オペレータの安全を確保できる遠隔無線操縦式で、増水時には安全な場所に自走で退避できます。出水期・非出水期に限定されず、通年施工が可能であることから、近年、河道掘削工事で注目されている工法です。

 

 今後も、長年の工事で蓄積した技術を継承、発展させ、水害対策や災害復旧などを通じて社会に貢献できるよう努めてまいります。

 


報道関係者等への取材状況


水陸両用ブルドーザ 水陸両用バックホウの施工状況