技術系社員座談会

青木あすなろでは、
すべての職種で積極的に女性を採用し、
あらゆる部署で女性社員が活躍しています。
今回の座談会では2017年入社の
女性技術系社員3人に集まってもらい、
青木あすなろを選んだ理由や、仕事のやりがい、
建設業の魅力などについて語り合ってもらいました。
まだまだ社歴は浅いですが、
それぞれの職場で日々成長しながら活躍している3人をとおして、
キャリアビジョンを思い描いてみてください。

MEMBER

メンバー
  • 1999年入社 Nさん 東京建築本店設計部 2児(7歳と5歳)の母
  • 2006年入社 Kさん 東京土木本店見積部 2児(6歳と1歳)の母
  • 2006年入社 Kさん 東京土木本店見積部 2児(6歳と1歳)の母

青木あすなろを選んだ理由は?

Mさん
 中学生の頃から“ものづくり”に興味があり、漠然と将来は建築関係の仕事に携わりたいと考えていました。いざ就職活動を始めたときに、具体的に建築のどんな仕事をするか悩みましたが、やはり一番近くで“ものづくり”に携われる施工管理の仕事がしたいと思いました。
  青木あすなろを選んだのは、大学の先輩が何人も活躍していることと、会社説明会で社員の方が真摯に対応してくれたことで“会社の雰囲気の良さ”が感じられたからです。

Aさん
私もMさんと同じで、建設業を選んだのは“ものづくり”が好きだったからです。模型作りが趣味で、最近だと1/10スケールの自転車を作りました。設計図から描いて、パーツを作って…もちろん、ちゃんと動きます。大学で設計に興味を持ち、研究室を選ぶときには意匠か構造かで悩みましたが、華やかなイメージの意匠設計よりも、地味だけど建物の安全安心を支える構造設計のほうに魅力を感じ、構造設計の研究室に入りました。
 青木あすなろを選んだ理由は、私の大学の先輩も多く活躍していることと、会社説明会や面接などの選考過程を通じて、“自分のやりたいこと”をやらせてもらえる会社だと感じたからです。

Yさん
 ちょっと男っぽい趣味ですね(笑)。でも、すごく楽しそう。
 私はみなさんと違って中途入社で、前職の地盤改良の会社では環境分野の業務に携わっていました。どちらかというと専門性の高い会社で、担当業務にもやりがいを感じていましたが、土木分野の仕事をもっと幅広く経験したいと思い、ゼネコンに転職しました。
 青木あすなろを選んだのは、福利厚生がしっかりしていることと、勤務条件に配慮していただいたことで“長く働ける会社”と感じたからです。あと、中堅ながら業界内では“高い技術力”に定評があったことも理由のひとつですね。

現在の仕事内容について

Yさん
 私は技術研究所に所属していまして、現在はコンクリート表面の品質評価方法の研究開発に携わっています。
 計画の立案から試験の実施、関係者との調整など、業務内容は幅広く、まだまだ分からないことが多いので、上司に相談しながら進めています。今年は研究成果について土木学会で発表する機会もありました。
 Mさんは現場勤務ですよね?

Mさん
 そうです。私は入社以来、警察庁舎新築工事の現場に勤務しています。既存地下躯体の解体から始まって、山留工事や杭工事、掘削工事が終わり、現在は地下躯体工事を行っているところです。
 私は鉄筋工事を担当していて、設計通りに鉄筋がきちんと配筋されているかをチェックして、配筋写真を撮影するのが主な仕事です。新入社員時の技能体験研修(富士教育訓練センターで実施)で行った鉄筋実習が、いまになって役立っています。
 そのほか、事務所内ではタイルの割付図面の修正や作業計画書の作成なども行っています。

Aさん
 鉄筋実習はMさんの班が一番早く組み上げたんですよね。
 私は東京建築本店の設計部に所属していまして、現在の主な業務のひとつが担当物件の工事監理です。現場からの問い合わせに対応したり、検査に立ち会ったりするのですが、現場の事はまだまだ分からないことだらけで、上司に相談しながら何とか対応しています。
 もうひとつの主な業務が計画物件の構造検討です。営業部からあがってきた計画中の建物の構造部材の算出をしています。お客様に提出する見積金額に直結するので“拾いモレ”などがないよう注意しなければなりません。

やりがいや魅力について

Aさん
 建築物はひとつとして同じものがないので、毎回新しい発見があります。ただ、私はまだまだ知識が不足していますので、そのたびに勉強しながら業務を進めている感じです。苦労して描いた図面が上司に認められたときや、勉強したことが次の担当物件で活かせたときはやりがいを感じます。
 それから、やっぱり担当物件が完成したときの感動や達成感というのは、ほかの業種ではなかなか味わえないのではないかと思いますね。

Mさん
 私はまだ竣工を経験していないのですが、はやくその感動や達成感を味わってみたいですね。
 現場は工事の進捗によって日々変化していきますよね。それを一番近くで見られるのが施工管理の魅力の一つだと思います。昨日の現場と今日の現場の状況がガラリと変わったときは自分の仕事の成果が目に見えて分かるので、とてもやりがいを感じます。
 来年の春からは地上躯体工事が始まりますが、日々の変化はより一層大きくなると思います。忙しくなるとは思いますが、いまからとても楽しみです。

Yさん
 入社して最初の現場というのは、生涯記憶に残るんでしょうね。
 私は研究職ですが、おふたりのような現場や設計部門のサポートも重要な業務のひとつです。そのために研究職は、会社の中でも最先端の知識を持っていなければなりませんので、研究室にこもりきりにならず、学会のイベントに出席するのはもちろんですが、メーカーを訪問したり、技術フォーラムなどにも参加したりするなど、常にアンテナを張るように心がけています。実際に自分の知識を活かして、現場の課題解決に向けた最適な提案ができたときはうれしいですし、やりがいを感じます。

働く上で女性であることの
メリット・デメリットは?

Yさん
 研究職は施工管理に比べれば女性は多いですが、業界全体ではまだまだ少ないです。そのため名前を覚えてもらいやすいので、コミュニケーションはとりやすいと思います。
 逆に、体力面では不利かもしれません。研究所でも重い測定機器や試験体を扱いますので、持ち運びや設置の際は男性に手伝ってもらうことも多いです。測定機器は高価なものが多く、絶対に落としたりできません(笑)。

Aさん
 設計部は女性が多いので、相談や意見がしやすいですし、とくに女性だからというデメリットは感じません。Mさんも含めて建築の同期は4割近くが女性ですし、女性技術者がどんどん増えてきていると思います。

Mさん
 Yさんのおっしゃるとおり、現場で働く女性がまだ少ないのですが、上司だけではなく、職人さんも気にかけてくれるので、私の職場もコミュニケーションはとりやすく、働きやすい環境だと思います。もちろん、女性専用トイレや更衣室なども完備されていますし、作業服や安全帯も女性用にデザインされたものを着用しています。ただ、女性と話す機会があまりないのが少し寂しいですね(笑)。それでも、これから工事が進捗すれば女性の職人さんも増えるでしょうし、来年は女性の新入社員が配属されるかもしれませんので、楽しみにしています。

青木あすなろ建設の良さとは

Mさん
 様々な業務を経験できるのが青木あすなろの良さのひとつだと思います。また、分からないことがあれば、先輩社員が分かるまで丁寧に教えてくださるので、日々の業務を通じて学び、成長することができます。
 私の現場では、所長が実際の図面を使って課題を出してくれて、さらに赤ペンで添削までしてくれますので、とても勉強になっています。

Aさん
 所長が赤ペン先生なんですね!それって中堅ゼネコンならではかもしれませんね。設計部でも1つの物件について計画から竣工までひと通り関わることができます。また、RC造やS造、耐震補強など、大手ゼネコンであればそれぞれに担当が分かれて専門化してしまうかもしれませんが、当社であればいろいろな物件を担当できるということが魅力のひとつだと思います。
 さらに、後輩から部長まで、誰とでもコミュニケーションを取りやすいフラットな職場環境というのも良いところだと思います。

Yさん
 この会社の規模だからこそだと思いますが、希望すればいろいろなことができる環境ですので、自分のスキルを磨くことができる会社だと思います。
 ただ、中堅といっても研究開発にはしっかり投資をしていて、技術研究所は業界屈指の規模です。研究テーマも多岐にわたり、同業他社はもちろん、大学との共同研究なども数多く手掛けています。いわゆるオープンイノベーションにも力を入れています。

将来の目標や夢について

Aさん
 近い目標としては、共同住宅の設計をすることです。オフィスビルなどと違い、共同住宅はひとが生活をする建物です。安心して長く暮らせる快適な空間が設計できればうれしいですね。
 そして、できるだけ早く一級建築士の資格を取得して、いずれは設計も監理も一人で任せてもらえる一人前の構造設計者になりたいです。

Yさん
 技術研究所は、女性社員が増えてきたとはいえ、まだまだ男性社会です。いまでも仕事をするうえで不自由は感じませんが、Aさんのおっしゃっていたような、年齢や性別、肩書を問わず、お互いの意見を気兼ねなく言い合えるような環境づくりに貢献したと思っています。よりよい環境からは、より多くの新しい発想が生まれるでしょうし、その発想をひとつでも多く実用化していくことで、当社の発展、ひいては社会貢献につながってくれれば、研究者としてこれ以上うれしいことはないです。

Mさん
 Yさんの夢って壮大ですね!
 私はまだ先輩にサポートしてもらいながらの業務がほとんどですので、まずは安心して仕事を任せてもらえるようになりたいです。
 将来は、責任感と自信をもって業務を担当し、同僚だけではなく協力会社の皆さんから「また一緒に仕事したい」と思ってもらえるような技術者になりたいですね。
 Yさんに比べるとなんか地味ですよね(笑)

Yさん
 いえ、すごく素敵ですよ。Mさんならそんな技術者になれると思います。

学生へのメッセージ

Mさん
 いろいろな会社があって、どこの会社がいいんだろう?自分はどんな仕事がしたいんだろう?と悩むと思います。施工管理は決して楽な仕事ではありませんが、日々の成長が肌で感じられますし、何よりも自分の仕事が形に残る、やりがいのある仕事だと思います。
 青木あすなろは、サポートしてくれる先輩がたくさんいて、様々な業務を経験することができる魅力的な会社だと思います。

Aさん
 当社も含め、業界全体で女性技術者が増えているので、ネットの情報だけではなく、実際に会社に訪問して直接話を聞くことで、より具体的なキャリアビジョンが思い描けるのではないでしょうか。当社は性別に関係なく、頑張れば評価してもらえる会社だと思うので、まずは足を運んでいただきたいです。

Yさん
 就職活動が始まると、自分の将来や適性について悩むことがあると思います。社会人11年目の私も、自分にはどんな業務が向いているのか、実はいまだによくわかっていません(笑)。そんな私でも、当社では多くのことを経験する機会がありますので、じっくりと自分の適性を探していけるのではと思います。
 このページをご覧いただいて、少しでも当社に興味をもっていただけたら嬉しいです。ぜひ会社説明会などに参加していただいて、みなさんの質問を率直にぶつけてみてください。当社の社員であれば、包み隠さず親身になって答えてくれるはずです。